第2回公認心理師試験[問14]乳幼児の社会的参照

  • 2019.12.08

問14 乳幼児の社会的参照について、正しいものを1つ選べ。

① 心の理論の成立後に生じてくる。
② 共同注意の出現よりも遅れて1歳以降に現れ始める。
③ 自己、他者、状況・事物という三項関係の中で生じる。
④ 自分の得た知識を他者に伝達しようとする行為である。
⑤ 乳幼児期以降、徐々にその頻度は減り、やがて消失する。

解答をひらく

\ 正解は③ /

この問題には正解できましたか?本記事では正答に最低限必要な知識をざっくりと解説しました。

はじめに、この問題のポイントは以下の通りだよ。

この問題のポイント

 乳幼児の社会的参照と他の機能との関係を押さえよう!

そして、この記事の目次は以下の通りだよ。

ざっくり解説するよ

まずはそれぞれの選択肢についてざっくり解説するよ。

誤り① 心の理論の成立後に生じてくる 前に生じてくるよ。

心の理論は4歳頃に成立すると言われているよ。そして社会的参照の出現時期はおおむね生後8~10か月くらいと言われているから、心の理論の成立よりも前だね。
 ちなみに、社会的参照とは、問題解決場面や行動選択場面にて自分だけで意志決定や行動決定がしにくい場合に、周囲の表情や態度、反応を手がかりにして決定を行う能力のことで、心の理論とは、他者の心を類推し、理解する能力のことだよ。

誤り② 共同注意の出現よりも遅れて1歳以降 生後8か月以降に現れ始めるよ。

社会的参照は生後810か月頃から見られるから間違いだよ。
ちなみに、二項関係共同注意は生後2か月頃から見られるよ。大人と視線を合わせる行動から始まって、生後912か月頃には大人と同じ対象に注意を向ける項関係の共同注意が見られるようになるんだ。

正しい③ 自己、他者、状況・事物という三項関係の中で生じる。

三項関係が成立しているからこそできる共同注意行動の一つが「社会的参照」だから、この選択肢は正しいよ。ほかには「指さし(見てほしいものを指差す)」や「参照視(他者の注意をある対象に向けるために対象と他者を交互に見る)」などがあるんだ。

誤り④ 自分の得た知識を他者に伝達しようとする行為である はない。

自分の得た知識を他者に伝達しようとする行為は社会的相互作用だよ。

誤り⑤ 乳幼児期以降、徐々にその頻度は減り、やがて消失する しない。

社会的参照は成人になっても日常的に行われているよ。

(準備中)ポイントを解説するよ

この問題のポイントは全154問のざっくり解説記事完成後に執筆予定です。

まとめ

乳幼児の社会的参照と他の機能との関係を押さえよう!

参考資料だよ

公認心理師・臨床心理士の勉強会
くわしい解説はこちらがおすすめだよ。解説内容を参考にさせていただきました。

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