第2回公認心理師試験[問9]条件づけ理論の用語

  • 2019.11.18

問9 ある刺激に条件づけられた反応が他の刺激に対しても生じるようになることを何というか、正しいものを1つ選べ。

① 馴化
② 消去
③ 般化
④ シェイピング
⑤ オペラント水準

解答をひらく

\ 正解は③ /

この問題には正解できましたか?本記事では正答に最低限必要な知識をざっくりと解説しました。

はじめに、この問題のポイントは以下の通りだよ。

この問題のポイント

 条件づけ理論に関する基本的な用語について押さえよう!

そして、この記事の目次は以下の通りだよ。

ざっくり解説するよ

まずはそれぞれの選択肢についてざっくり解説するよ。

誤り① 馴化 ではないよ

馴化(じゅんか)とは、ある刺激が長時間繰り返し与えられることで、その刺激に対する反応が徐々に見られなくなっていく現象のことだから不正解だよ。

誤り② 消去 ではないよ

消去とは、条件づけによって形成された反応が減衰すること、または減衰する過程のことだから不正解だよ。

正しい③ 般化 だよ

般化(はんか)とは、ある刺激に条件づけられた反応が、他の刺激に対しても生じることだから正解だよ。

誤り④ シェイピング ではないよ

シェイピングとは、新しい行動を獲得させるために、標的とするオペラント行動(自発的な行動)を、スモールステップに分けて、獲得が簡単なものから順に形成していく方法のことだよ。
 たとえば、犬に「お手」を覚えさせるために、「飼い主の近くに来る」というオペラント行動をしたら餌をあげる、目の前に来たら餌をあげる、少しでも「前足を上げる」というオペラント行動したら餌をあげる・・・
 といった具合に少しずつ行動を形成していくことで、最終的に標的とするオペラント行動「お手」を学習させる方法のことなんだ。言いかえれば「スモールステップ法」だね。

誤り⑤ オペラント水準

オペラント水準とは、行動を起こす刺激がない状態で、標的とするオペラント行動が起きる頻度(行動が自発的に生起される頻度)のことだよ。
 これを学習前に知っておくことで、オペラント条件づけによってどれくらいの生起頻度になったのかを比較することができるんだ。

(準備中)ポイントを解説するよ

この問題のポイントは全154問のざっくり解説記事完成後に執筆予定です。

まとめ

条件づけ理論に関する基本的な用語について押さえよう

条件づけられた反応が他の刺激に対しても生じるようになることを「般化」というよ

参考資料だよ

公認心理師・臨床心理士の勉強会
くわしい解説はこちらがおすすめだよ。解説内容を参考にさせていただきました。

解説をとじる


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  • Naoki より: 2019/11/17(日) 3:47 PM

    筆者です!より良い記事コンテンツにするためのご意見や率直なご感想お待ちしております^^

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