[問6]順序尺度によるデータの散布度
第2回公認心理師試験[問7]量的変数で質的変数を予測する分析
2019.11.18
問7 量的な説明変数によって1つの質的な基準変数を予測するための解析方法として、最も適切なものを1つ選べ。
① 因子分析
② 判別分析
③ 分散分析
④ 重回帰分析
⑤ クラスター分析
解答をひらく
\ 正解は② /
この問題には正解できましたか?本記事ではこの問題の解説を書きました。ざっくりとこの問題について理解したい方はぜひ記事をご覧ください。
はじめに、この問題のポイントは以下の通りだよ。
それぞれの解析方法の特徴を押さえよう!
そして、この記事の目次は以下の通りだよ。
この記事の目次
ざっくり解説するよ
まずはそれぞれの選択肢についてざっくり解説するよ。
誤り① 因子分析 ではないよ
因子分析は、量的変数を使って、複数の説明変数(独立変数)に影響を与えている共通因子を探ろうというものだよ。
データの解釈自体が目的だから、データの外にある基準変数(目的変数)をそもそも予測してないんだ。
正しい② 判別分析 だよ
判別分析は、説明変数(独立変数)が量的変数で、基準変数(従属変数、目的変数)が質的変数の場合に使える解析方法だよ。
いくつかのグループ(群、カテゴリ)に分かれているデータを元に、それらが「どういう基準で分けられているのか」という関係を解析することで、分類されていないサンプルがどちらのグループに属するかを予測するんだ。
誤り③ 分散分析 ではないよ
分散分析は、基準変数(従属変数、目的変数)が量的変数、説明変数(独立変数)が質的変数の場合に使われる解析方法だよ。
誤り④ 重回帰分析 ではないよ
重回帰分析は、説明変数も基準変数も量的変数の場合に使える解析方法だよ。複数の説明変数によってひとつの基準変数を予測しようとするんだ。
誤り⑤ クラスター分析 ではないよ
クラスター分析は、量的変数に使って、対象の類似性(似ている部分)の度合いによって個体を群分け(クラスター:群・仲間分け)する解析方法だよ。
因子分析と同じく、データの解釈自体が目的だから、データの外にある基準変数(従属変数、目的変数)をそもそも予測してないんだ。
(準備中)ポイントを解説するよ
この問題のポイントは全154問のざっくり解説記事完成後に執筆予定です。まずは全問サラッと解けるようにしてから、苦手な問題は「ポイント解説」で克服できるようにつくりますので、もうちょっと待ってね^^;
記事の更新情報はこちらからチェックできるよ!
まとめ
解析方法は基準変数(従属変数、目的変数)と説明変数(独立変数)が量的変数か質的変数かによってどう変わるかを覚えておきましょう!
参考資料だよ
公認心理師・臨床心理士の勉強会
くわしい解説はこちらがおすすめだよ。解説内容を参考にさせていただきました。
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(試験勉強もかねて「ポイント解説」を一緒に考えてくれる人いないかな・・・)